2008.4.8

たとえば、この世界中から
君の香りが消え去ったら
僕はきっと狂ってしまって
僕と君との世界を隔てた
そのすべてを壊しても足りないと思うんだ

世界中から君の香りが消えたなら
それは太陽を失ったにも等しく
命の終わりを告げられたに等しい

だから君と共にありたいと思うことを
罪だと思わない
そう思おうと決めた

君を太陽のようだと思うのは
鼻腔に感じるそのにおいが
干したてのお布団みたいだというだけでなく

私一人のものにすることが出来ないから
それなのに
その温かさは愛にも似て
僕に与えられるから

例えばこの世界中から
たとえ一瞬でも
君の光が消えてしまったら
僕はきっと狂ってしまって
君と僕とを隔てたつかの間の月も
憎く思ってしまうと思うんだ。




2008.2.14

光なんていらなかったんだ。
ただただ、君の声が聞きたかったんだ。
ただただ、君と過ごせる幸せがまぶしくって、いとおしくって
それに甘えていられることを、
当たり前だと思っていた。



2008.1.19

言葉にして伝えたら、
きっとそれは足かせになるわ。
でも、それが邪魔になるとわかっていても
貴方に伝えたい言葉があるの。
伝えたら、
伝えたなら、
貴方を苦しめて
失うときの痛みを深くするのだと
解っているのにね。



2007.12.5

夏になると冬が恋しい。冬になると夏が恋しい。
だけど、夏に感じる冬の恋しさより、
冬に感じる夏の恋しさはずっとずっと甘美で切なくて
それはまるで
戻らない過去を手繰り寄せてるみたい。